眼瞼痙攣や片側顔面痙攣を発症したら、症状を診察し、治療に有効なボトックス注射を行います。注射なので通院で簡単にできます。
ここで使用するボトックス注射とは、美容分野で知られているものと同じで、ボツリヌス菌から毒の成分を除いて筋肉に効く効果だけ残した安全な薬剤です。これを直接筋肉に注射することにより、痙攣を起こしている神経や筋肉の動きを抑え、筋肉を緩めます。即効性があるので比較的すぐに症状は改善されますが、安定した後に徐々に効果は薄れていくので、症状の様子を見ながら3カ月後ぐらいに再び治療を行うのが一般的です。
眼瞼痙攣と片側顔面痙攣、どちらも発症すると非常にわずらわしい病気ですが、ボトックス治療で簡単に改善が期待できます。「おかしいな」と思ったら、お気軽にご相談ください。